おもしろ簿記/やさしい簿記/入門簿記/簿記入門/簿記4級・3級/日商簿記入門


第2節 簿記の意味や目的
 
 商店や会社は、商品を仕入れたり、または自ら製作(製品)してそれを販売します。また、従業員に給料を支払ったり、家賃を支払ったり、電気代・ガス代・水道代等の支払いもあります。時には配達用の軽トラックを購入したり、備品を買い足したりもします。これらの経営活動には、その時に現金の増加と減少をはじめ、その他のいろいろな財産が増加したり減少したりする現象を伴います。銀行から営業資金を借り入れた時も同様です。

  これらの企業の経営活動に伴う財産の増加・減少を一定のルールに従って記録計算し、その結果を会社の業績として集約する(当期いくら儲かって、その結果、どのような財政状態になったかを把握する)技術が簿記といわれるものです。

  簿記という手法を用いて、一定期間(1会計期間といい、通常1年間を指す)の
   @経営成績(当期にいくら儲かったかを計算する)を把握し、また、
   Aその結果どのような財政状態になったか(現金などの個々の財産の状態など)を把握し、さらに、
   B@、Aを踏まえて今後の経営活動をどう工夫するかを決める諸資料を得る。
 これらが、簿記の目的です。
 皆さんは、これを今から具体的かつ系統的に学習していくことになります。






▲▲簿記余談▲▲
私たちの経済生活


  私たちの経済社会は、企業(いわゆる民間の会社だけではなく、国・県・市町村の行政機関等も含め)を中心に、まずは、これを取り巻く利害関係者がいて、さらに外側にそれを多くの消費者が取り囲んでいる―――この複雑な関係が幾重にも絡み合って成り立っています。

企業を取り巻く人人人・・・


  中心にある企業の業績は多くの場合、これらの人々の生活に大きな影響を与えます。利害関係者はその企業を取り巻く、得意先、仕入先、銀行、税務署、従業員(労働組合も)、株主等であり、それぞれの立場から大きな関心を寄せています。外側の消費者(一般国民といっても良い)は、その企業が提供する製品やサービス等の価格とか、品質とかに大きな関心を持っています。
  企業は、このような状況の下に存在しているので、自らの業績を正しく把握し、これらの人々に正確に伝える社会的な責任を担うことになります。

  これから学ぶ、簿記は、企業の業績を正しく把握し、正確に伝達するための理論的かつ技術的な手法です。この手法は、客観的に見て公正・妥当なものでなければならないという性質のものであり、従って、ほとんどの企業がこれに従い、同じ手法を用いることになります。
  いったん簿記を学べばその知識は基本的には(仔細な部分に違いがあっても)、どの企業にも通用するということです。検定試験合格(特に日商簿記)の意味はここにあります。
  受講者の皆さんの大いなる奮闘により、ぜひ合格を勝ち取り、就職のきっかけを掴むなど次のステップアップに繋げてほしいと思います。

  この講座では練習問題、演習問題やその解答などをPDFファイルで取り扱っている場合が多くあります。これを見るにはAdobe社のReaderというソフト(無料)が必要です。予めダウンロードし、インストールしておいてください。必要な方は下記のバナーをクリックしてください。



この章の目次へ