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第1節 簿記上の取引

 「取引とは何か」について考えましょう。それは一般的に「取引」と呼ぶ事柄の内容と、「簿記上の取引」とは若干異なる面があることです。簿記上の取引とは、お店の財産に変化をもたらす事項(資産や負債の増減、従って純資産(資本)も)をいいます。「取引」は必ずしも、商行為だけではないことに注意してください。

 お土産屋さんの店頭から野生の猿が売りもののお菓子を盗んで逃げた。これは簿記上の取引となります。大切な「商品」の減少をもたらしたからです。また、火災により、店舗を焼失した。これも簿記上の取引です。
 新たに熊本商店と商品売買の契約をした。これは簿記上の取引ではありません。ただし、契約にあたり、保証金等の授受があれば、その部分は簿記上の取引となります。従業員を5人雇い入る契約をした。これも簿記上の取引ではありません。ただし、面接時に、実費旅費を支払ったならばこの部分が簿記上の取引となります。




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