仕訳辞典
     第11章 決算整理事項
(その1)売上原価の計算
   【例1】 期末商品棚卸高が¥350,000であった。期首商品棚卸高が¥270,000であった時の売上原価算出のための仕訳を示せ(仕入勘定にて算出)。
 
(借) 仕入 270,000 (貸) 繰越商品 270,000
(借) 繰越商品 350,000 (貸) 仕入 350,000
(その2)貸倒引当金の設定
  【例2】 売掛金残高¥1,000,000に対し5%の貸倒を見積もった。ただし、貸倒引当金の残高はない。
 
(借) 貸倒引当金繰入 50,000 (貸) 貸倒引当金 50,000
  (または貸倒償却)
【例3】 【例2】において貸倒引当金残高が¥35,000あった(差額法による)。
(借) 貸倒引当金繰入 15,000 (貸) 貸倒引当金 15,000
  (または貸倒償却)
【例4】 【例2】において貸倒引当金残高が¥55,000あった(差額法による)。
(借) 貸倒引当金 5,000 (貸) 貸倒引当金戻入 5,000
(その3)減価償却費の計上
【例5】 取得原価¥600,000、残存価額は取得原価の10%、耐用年数5年の備品の当期の減価償却費の計上をする。ただし、額の計算は定額法、記帳法は間接法による。
(借) 減価償却費 108,000 (貸) 備品減価償却累計額 108,000
(または租税公課)
(その4)有価証券の評価
【例6】 東京商事株式会社の株式10株(1株の帳簿価額¥65,000)について、1株当たり¥63,000に評価替えする。
(借) 有価証券評価損 20,000 (貸) 有価証券 20,000
(その5)保険料前払高の整理(費用の繰延べ)
【例7】 4月1日に支払った1年分の保険料¥48,000の内未経過分を前払保険料とする。ただし、決算は12月31日である。
(借) 前払保険料 12,000 (貸) 保険料 12,000
(その6)家賃未払高の計上(費用の見越し)
【例8】 家賃の未払高が¥40,000あった。
(借) 支払家賃 40,000 (貸) 未払家賃 40,000
(その7)消耗品未使用高の整理
【例9】 消耗品の未使用高が¥8,000あった。ただし購入時は消耗品費勘定を用いている。
(借) 消耗品 8,000 (貸) 消耗品費 8,000
(その8)利息前受高の整理(収益の繰延べ)
【例10】 利息の前受高が¥2,000あった。
(借) 受取利息 2,000 (貸) 前受利息 2,000
(その9)手数料未収高の計上(収益の見越し)
【例11】 手数料の未収高が¥15,000あった。
(借) 未収手数料 15,000 (貸) 受取手数料 15,000



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